ニベアの歴史

100年前のNIVEA

NIVEAが歩んできた100年の軌跡

 

100年以上前、当社は、ニベアクリームによる近代的なスキンケアを考案しました。現在、肌タイプの異なる世界中の多くのファンに支えられています。そのため、当社の研究者は、さまざまな肌タイプや、文化、性別、年齢で求められるさまざまなケアの要件を幅広く研究しています。このアプローチにより、当社は過去数十年間にわたり、ボディケア製品から日焼け止め製品にいたるまで、様々なスキンケア製品を開発してきました。世界中の50を超える研究機関と様々な肌タイプに合わせた製品を提案しています。ニベア花王では、スキンケア習慣、肌質、製品ニーズなどの消費者調査を日本国内で実施し、日本人の肌質、好み、文化や気候など様々な要素を考慮して、製品開発を行っています。
ドイツのバイヤスドルフ社の技術と日本独自の調査、研究により、日本で生活する女性の肌に心地よく、すこやかな肌を保つ製品づくりを追求しています。

 

NIVEAストーリー

最初のニベアクリーム缶 - 1911年

NIVEAストーリー

ニベアクリーム缶 - 1922年

NIVEAストーリー

最初の青い缶 - 1925年

NIVEAストーリー

ニベアクリーム缶 - 1928年

NIVEAストーリー

ロゴの書体変更 - 1935年

NIVEAストーリー

ニベアクリーム缶 - 1949年

NIVEAストーリー

Crèmeの書体変更 - 1959年

NIVEAストーリー

ニベアクリーム缶 - 1970年

NIVEAストーリー

ニベアクリーム缶 - 1988年

NIVEAストーリー

ニベアクリーム缶 - 1993年

NIVEAストーリー

ニベアクリーム缶 - 2007年

すべての始まり

「あらゆる素肌のニーズに、確かな品質のスキンケアで応えたい」
ニベアクリーム誕生の背景に3人の博士の強い思いがありました。
Oscar Troplowitz博士、Paul Gerson Unna教授、そして、ニベアクリームに含まれる乳化剤「オイセリット」を開発したイザック・リフシュッツ博士博士は、「手ごろな価格の良質なスキンケア製品」を世に送り出すため、長い間、研究と苦労を重ねていました。
そして、長年の努力の末に開発された「オイセリット」により、水と油が混ざることでクリームの品質安定化が実現。製品化が可能となり、1911年、ニベアクリームが誕生しました。
「オイセリット」は現在のニベアクリームにも使用されており、開発から100年以上が経った現代にも通じる素晴らしい技術であることがわかります。どんな名前をつけるべきか、Troplowitz博士はクリームそのものに注目しました。クリームは雪のように白かったので、ラテン語の「nix」(雪)、「nivis」(雪の)という単語から、NIVEAという名前をつけました。NIVEAは「白い雪」という意味です。

1911年 - 1949年

1911年 - 1949年

NIVEAの歴史はこうして始まりました

 

1914年 NIVEA製品を世界に届ける

NIVEAは創立当時から、オイセリットという素晴らしいスキンケア成分のおかげで、様々な国で発売しました。

NIVEAの創立の父の一人であるイザック・リフシュッツ博士が発明したオイセリットによって、時間が経過しても、スキンクリームを安定した状態に保つことができるようになりました。これが、1911年のニベアクリーム誕生のきっかけでした。品質や質感を損なうことなく、世界中で発売することができました。

ニベアクリームがドイツのハンブルクでデビューして3年後にはすでに、多くの国々で入手可能となり、NIVEAの売上の半分近くがドイツ国外になっていました。1914年には、NIVEA製品はハンブルクだけでなく、ブエノスアイレス、コペンハーゲン、メキシコ、モスクワ、ニューヨーク、パリ、シドニーでも生産されていました。

当時、このような急速な国際展開はスキンケア業界では前代未聞でした。NIVEA製品を新しい市場に紹介することは未知の世界に船をこぎ出すようなものであり、ときには工夫が必要になりました。

NIVEAは多くの人々に愛され、支えられています。私たちはこれからの100年間も、それからもっと未来にも、NIVEAの製品をあなたに、そして世界にお届けすることを楽しみにしています。
すべてはこうして始まりました。

Oscar Troplowitz博士

創業者
 
すべてはこうして始まりました。

乳化剤オイセリットの特許証

特許証; 化学者Isaac Lifschutz博士
 
すべてはこうして始まりました。

Paul Gerson Unna教授

皮膚科医のBeiersdorf社員
すべてはこうして始まりました。

Paul C. Beiersdorf

1885年の創業者
すべてはこうして始まりました。

研究所(1914年)

Beiersdorf研究所(1914年)

1911年 NIVEA誕生

NIVEAが誕生したのは、1911年、薬学者であり、先見の明のある起業家でもあったOscer Troplowitz博士が、化学者Isaac Lifschutz博士が開発した乳化剤オイセリットの可能性に注目したときでした。

オイセリットは水と油を結合させて安定したクリームにすることができるもので、もともと医薬品分野への応用を目指したものでした。Troplowitz博士はこの乳化剤が、化粧品のスキンクリームの基材になることにすぐに気がつきました。あとは名前をつけるだけでした。

どんな名前をつけるべきか、Troplowitz博士はクリームそのものに注目しました。雪のように白いクリームなので、ラテン語のnix(雪)、nivis(雪の)という単語から、NIVEAと命名したのです。

ついに、長年の研究と創造が報われる日がきました。1911年12月、NIVEAの発売です。最初のスキンケア・クリームの伝説が誕生したのです。

創業当時から、誰にでも買える価格で高品質の製品を開発することが、Troplowitz博士の目標でした。どんな素肌のニーズにも専門的なケアで応えるNIVEAの幅広い品揃えには、今でもTroplowitz博士の想いが生きています。それはこれからの100年にも受け継がれていくでしょう。
 

1924年 新しい時代のニューフェイス

多くの人が外で過ごす時間が長くなるにつれ、それ以前には理想とされていた青白い、はかなげな美しさではなく、まったく新しい美の基準が生まれました。元気で、健康的な美しさが好まれるようになったのです。

時代の大きな変化に合わせ、NIVEAも変わらなければなりません。NIVEAのクリエイティブチームが製品デザインを一変させようと奮闘しているとき、新しい広告キャンペーンは偶然の出会いから生まれました。

広告部門の責任者Juan Gregorio Clausenがハンブルクの町を歩いていたとき、ある写真館の前を通りかかりました。ショーウインドウに飾られていたのは、幸せそうで、元気で、さわやかな顔をした少年たちの写真でした。Rolf-Robert、Peter、WilhelmというWiethuchter家の3人兄弟です。

この清潔感がある健康的な家族写真は新しいNIVEAの精神そのままだとJuanは瞬時に感じました。NIVEAは両親から写真を使用する権利を取得し、Wiethuchter家の兄弟は1924年、NIVEAの広告キャンペーンのスターになりました。キャンペーンは幅広い人気を得て、兄弟はどこへ行っても、「やあ、NIVEAくんたち!」と呼ばれたそうです。

キャンペーンが大好評だったため、ほどなく、NIVEAボーイズに続いて、NIVEAガールズも誕生することになったのです
 

NIVEAボーイズ

1925年 NIVEAガールズコンクール

1925年 NIVEAガールズコンクール

NIVEAがドイツ中で3人のNIVEAガールズを募集するという広告をベルリンの新聞に掲載すると、ドイツ国内でセンセーションを巻き起こしました。なにより、NIVEAはモデルではなく、普通の庶民的な女の子を探していたからです。

「目を見張るような美人や、社交界にデビューするような華麗なお嬢様や、前髪をおしゃれに決めたモダン・ガールを探しているのではありません。自然の美しさを持った、健康的で、清潔な感じの女の子を募集しています」

ドイツ北部フレンスブルクの若い母親、Frohlich夫人が広告を見て、自分の3人の娘たち、Margot、Elfriede、Herthaならぴったりだと考えました。夫に話すと、娘たちを「広告ガール」にする気はないとはっきり言われてしまったので、なんと夫に内緒で写真を送ったのです!

彼女が写真を送ったことは本当に幸運でした。3人は1000人以上の候補者を打ち負かして、コンクールで優勝したのです。実は、おもしろいことに、Frohlich家の人々はNIVEAのことをよく知りませんでした。NIVEA製品がまだ販売されていなかったサモア諸島から、ドイツに移り住んだばかりだったからです。

その後父親のFrohlich氏も、3人の娘がNIVEAガールズになることに賛成してくれ、3人はNIVEAの広告のスターになりました。先輩のNIVEAボーイズと同様に、Frohlich家の姉妹もすぐにどこへ行っても、「やあ、NIVEAちゃんたち!」と歓迎されるようになりました

クラシック広告: 1911年-1949年
NIVEA Creme 1911年/1912年
クラシック広告: 1911年-1949年
NIVEA Creme 1912年
クラシック広告: 1911年-1949年
NIVEA Creme, Powder, and Soap 1913年
クラシック広告: 1911年-1949年
NIVEA Sun Cream 1931年
 
クラシック広告: 1911年-1949年
NIVEA 1932年
クラシック広告: 1911年-1949年
NIVEA Sun Care 1933年
クラシック広告: 1911年-1949年
NIVEA International 1934年
クラシック広告: 1911年-1949年
NIVEA 1935年
クラシック広告: 1911年-1949年
NIVEA Sun Oil 1930年代
 

1950年 - 1984年

1950年 - 1984年

太陽、砂、スキンケア

 

1958年 ビーチのNIVEA

1960年代までには、経済発展を背景に車を所有する人が増え、海岸で休暇を過ごす人も多くなって、ビーチ文化が花開きました。太陽の下で長時間過ごす人たちのために、ここでもNIVEAが役に立ったのです。

1960年代から70年代には国際的なリゾート地に「NIVEAキャラバン」が登場し、NIVEAの日焼け止め製品を買ってビーチに向かう人たちに、今ではNIVEAの象徴となったNIVEAボールをプレゼントしていました。誰もかれもがボールを欲しがったため、キャラバンがビーチに到着する前に街中でボールがすっかりなくなってしまうこともありました。

紫外線が肌へ様々な影響を与えることがわかり、日光の影響から人々を保護し、もっと手軽に楽しめるような製品を開発しようと、当社の研究者たちの意気が上がりました。

その後数十年のうちに研究は大きく進展し、以下のような、数々のスキンケア製品が生まれました。

・SPF(日焼け防止指数)付きの日焼け止め剤
・日焼け止めスプレー
・高保湿UVクリーム
・こども用UV製品

ビーチ文化も、日焼け止め製品も、時代につれて変化してきています。しかし、NIVEAの目標には変化はありません。あらゆる年齢の人々がいつでも、どこでも、毎日の生活を楽しめるようにすることです
太陽の下で楽しむ
太陽の下で楽しむ
太陽の下で楽しむ
太陽の下で楽しむ

1963年 NIVEAボール

1960年代にはNIVEAボールは大ヒットし、今でも変わらぬ人気を集めています。ここ40年間だけでも2000万個以上が作られ、世界中の人に親しまれています。

NIVEAボールはスキンケア製品と同様に、すべての人のそばにいたいというNIVEAの願いをかなえるものです。だからこそ、この簡単な、空気を入れて膨らませるゴムのおもちゃが何十年間も、目立たないながらも、NIVEAというブランドの心を伝えるブランド大使の役割を果たしてきたのです。(日本国内では現在販売しておりません。

自信に満ちた女性は美しい

現代の女性は、様々な環境の中でも美しさを求めています。1963年に発売されたニベアボディミルクを使用すれば、全身を素早く簡単にケアすることができます。

1975年 NIVEAキャラバン

1960年代から70年代には国際的なリゾート地に「NIVEAキャラバン」が登場し、NIVEAの日焼け止め製品を買ってビーチに向かう人たちに、今ではNIVEAの象徴となったNIVEAボールをプレゼントしていました。誰もかれもがボールを欲しがったため、キャラバンがビーチに到着する前に街中でボールがすっかりなくなってしまうこともありました。
夏の太陽とサンケア
夏の太陽とサンケア
夏の太陽とサンケア
夏の太陽とサンケア
クラシック広告: 1950年-1984年
1950年
クラシック広告: 1950年-1984年
1955年
クラシック広告: 1950年-1984年
1959年
クラシック広告: 1950年-1984年
1964年
クラシック広告: 1950年-1984年
1971年
クラシック広告: 1950年-1984年
1973年
クラシック広告: 1950年-1984年
1974年
クラシック広告: 1950年-1984年
1980年
クラシック広告: 1950年-1984年
1982年

1985年-現在

1985年-現在

スキンケア革命

 
1986年 NIVEA for Men誕生
1986年 NIVEA for Men誕生
1986年 NIVEA for Men誕生

1998年 Q10製品の発売!

Q10は人間の体のすべての細胞内に存在する、ビタミンのような自然の物質です。細胞の代謝作用、つまり、人間の体が食べ物をエネルギーに変える過程で、重要な役割を果たしています。
NIVEAは、そのQ10配合のクリームを作ることを目指しました。それは簡単なことではありませんでした。Q10の破壊を防ぐ処方にたどりつくまで、さまざまな実験を繰り返さなければなりませんでした。なぜなら、Q10は日光に当たるとすぐに壊れてしまうからです。クリームの主成分とQ10との適切な配合をつきとめなければなりませんでした。それができたからこそNIVEAのQ10製品が特別なものになったのです。そして1998年、NIVEAはQ10の配合された最初のクリームを発売しました。現在では、ボディケア、NIVEAメンなど、いろいろな製品シリーズに、Q10配合の製品があります。
世界初 - 最初のQ10クリーム
NIVEA Q10
世界初 - 最初のQ10クリーム
NIVEA Cream with Q10 1998
世界初 - 最初のQ10クリーム
NIVEA Creme with Q10

NIVEAのスキンケア 今日のために、明日のために、人生のために

100年にわたり、私たちはスキンケア製品を生み出してきました。NIVEAは、男性であれ女性であれどんな肌タイプであれ、あらゆる人の肌を見ています。NIVEAは生涯のスキンケアでありたいです。

素肌はそよ風を感じ、太陽の暖かさを感じ、愛する人とのふれあいを感じます。

素肌はその人の思いを伝えます。私たちは褒められれば頬を赤らめ、怖い思いをすれば鳥肌が立ちます。そして幸せを感じると最高に光り輝きます。

NIVEAは素肌を清潔にし、うるおいを与え、守りながら、素肌をなめらかに、しなやかに、美しく保つというニーズにも応える製品を作り出しているのです。

あなたが何をしていても、どこに住んでいても、NIVEAはいつでもあなたに寄り添い、あなたが一生より良いスキンケアを楽しめるようにお手伝いします。

あなたが女性であっても、男性であっても。

年齢、肌の色、肌の悩みに関わらず、

あなたの一生を通じて、

すべての素肌を大切にします。

2011年/2014年 より良い素肌のために

100年前にNIVEAが誕生したとき、研究活動はほとんど3人の科学者が担っていました。Oscar Troplowitz博士、Paul Gerson Unna教授、そして、Isaac Lifschutz博士です。

現在、研究活動はすっかり変わりました。NIVEAでは850人以上の科学者が働いており、ハンブルクにあるNIVEAのスキンリサーチセンターは世界でも有数なスキンケアの研究所として広く知られています。

年を経るごとに、NIVEAの熱心な研究活動によって、多くのスキンケアの革新が生み出されました。これらは今では当たり前のものと思われています。スキンケアクリーム、ボディーローション、日焼け止め、Q10配合の製品、など……。これらはNIVEAから生まれた製品の一部です。

このような製品を開発するためには、まず正しい疑問をもつところから始めなければならないとHorst Wenck博士は言います。

「まず、消費者の嗜好を考えなければなりません。人々がスキンケアについて、どんな期待とニーズをもっているかです。その一方で、私たちは素肌のあらゆる面について研究を重ねています。そうやって得た知識をもとに、どうすれば素肌をサポートできるか、考えます」

このように、二つの方向から考えることによって全く新しい、スキンケア製品を作り出すことが可能になるのです。

新製品の開発は長い年月を必要とします。素肌がここちよいと感じる製品を求めるのは誰でも同じですが、一人ひとりの素肌のニーズは多くの要素によって違います。肌のタイプ、人種、性別、年齢、文化、住んでいる場所などです。

ですから、NIVEAの製品は、発売する前に、さまざまな条件の下で、さまざまな人々によって、テストを行っています。

また、あらゆる製品に厳しい様々なテストを課しています。

「最初に新製品のアイデアが浮かんでから、市場に売り出されるまでに3年、5年、あるいはそれ以上の年月がかかります。品質について妥協は許されないからです」

Wenck博士によれば、スキンケアの未来も、「これまでの100年間と同じくらいエキサイティングなものになるだろう」ということです。「NIVEAはすでに、素肌の研究を次の次元に導く新世代の技術の研究を始めています」

スキンケアの次の革命はいったい何かって? それは今後のお楽しみです。
 

より良い素肌のために

私たちはいつもあなたのお肌のケアに役立つ新しい方法を探しています。
クラシック広告: 1985年-今日
1985年
クラシック広告: 1985年-今日
1986年
クラシック広告: 1985年-今日
1988年
クラシック広告: 1985年-今日
1991年
クラシック広告: 1985年-今日
1992年
クラシック広告: 1985年-今日
1994年
クラシック広告: 1985年-今日
1998年
クラシック広告: 1985年-今日
2002年
クラシック広告: 1985年-今日
2005年
クラシック広告: 1985年-今日
2015年